2026年8月24日
SBIホールディングス株式会社

 SBIホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役 会長 兼社長:北尾 吉孝、以下「当社」)は、ステーブルコイン決済や暗号資産取引のプラットフォームをグローバルに展開するFasset社(本社:UAE、代表者:CEO and Co-Founder Mohammad Raafi Hossain、以下「Fasset」)に対し、2026年5月に実施した戦略的出資に続き、追加出資を行うことを決定いたしましたので、お知らせいたします。本追加出資に係る株式の取得価額を基礎として算定されるFassetの企業価値は、10億米ドルとなります。

 当社グループは、デジタルアセットを基盤とした金融サービスのグローバル展開を重要な成長戦略の一つと位置付け、デジタルアセットの国際的な流通網の構築を目指しております。その一環として、当社は2026年5月にFassetへの戦略的出資を実施し、本出資を通じた連携の第一弾として、当社子会社であり国際送金サービス事業を手がけるSBIレミット株式会社が、Fassetとの間で次世代の国際送金インフラ構築に向けた基本合意書を締結しております。

 Fassetは、アジア・中東・アフリカを中心に、ステーブルコインを活用した送金・決済・投資サービスを展開するデジタル資産企業です。独自の決済インフラ「Own Network」を通じて16のブロックチェーンネットワークと100以上のバンキングコリドーを接続し、125の国・地域で300万を超えるウォレットを有しております。当社は、Fassetとの資本関係を一層強化し、両社の事業連携をより実効性の高いものとするため、今般、追加出資を行うことを決定いたしました。

 当社は、本追加出資により取得する持分に加え、現在進行中のシリーズC完了後にワラント行使を通じて、当社の持分法適用関連会社とすることを予定しております。また、当社はFassetとマレーシアにおけるデジタルバンクの共同運営や、Fassetが発行するトークンの共同流通を計画しております。

 アジア、中東、アフリカ等の新興国では、銀行口座を保有しない、あるいは十分な金融サービスにアクセスできない個人・事業者が依然として多く存在する一方、モバイル端末の普及率が高く、デジタルバンクの成長余地が大きい市場です。当社グループは、日本国内における銀行・証券・保険等の金融サービス運営で培った知見と、Fassetのステーブルコイン決済基盤を組み合わせることで、同地域における金融包摂の実現に貢献してまいります。

【SBIホールディングス株式会社 代表取締役会長兼社長 北尾 吉孝】
「情報が国境を越えるのと同じ容易さでお金が動く世界を目指すというFassetのビジョンは、SBIグループがデジタル金融を通じて実現しようとしているオンチェーンの経済圏と、目指す方向を同じくするものです。Fassetは、長期的な成長が見込まれる複数の新興市場において、すでに強固な事業基盤と規制対応の体制を築いております。したがって、同社は日本と世界の高成長市場を結ぶ重要な金融の架け橋になり得ると確信し、当社は本ラウンドを主導いたしました。当社グループが掲げる『SBI APACデジタル経済圏構想』においても、ステーブルコインを基盤とする国際的な送金・決済基盤は中核をなす要素です。Fassetとともに、アジア太平洋から中東・アフリカに至る次世代のオンチェーン金融システムの構築を進めてまいります。」

【Co-Founder and CEO of Fasset:Mohammad Raafi Hossain】
「SBIグループが本ラウンドを主導したことは、Fassetにとって戦略面においても、組織基盤の面においても大きな意義を持ちます。北尾会長との最初の対話の時点から、金融が社会において果たすべき役割について、両社が根本的な信念を共有していることをただちに認識いたしました。すなわち、金融はそれが奉仕する人々と地域社会に対して、実体を伴う価値を生み出さなければならない、ということです。次の段階は『あらゆる主体をつなぐ金融』の実現です。あらゆる人からあらゆる人へ、あらゆる資産からあらゆる資産へ、あらゆる決済網からあらゆる決済網へ、世界のどこにいても。私たちがFassetを立ち上げたのは、極めて単純な課題に取り組むためでした。すなわち、金融の機会にアクセスできるかどうかが、その人がどこに住み、どのような金融システムを利用できるかに、依然として大きく左右されているという課題です。」

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